渡辺智子

最後の決闘裁判の渡辺智子のレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.9
14世紀のフランスが舞台で実際起こった事件をベースに作られた。騎士の夫が留守の間に妻が夫の知り合いに強姦された夫、知り合い、妻の三人の視点から同じ事件を描く。父親の都合で全く初対面の騎士と結婚させらる、女を所有物のように扱われていた時代。強姦されたことを告白して裁判に持ち込むが。夫も自分の体面を繕うことしか考えてないし、法廷で再三にわたってセカンドレイプされる、現代にも通じる話であり、裁判で勝っても報われることもない。素晴らしいセットで当時の町や城を再現した、美術も素晴らしい、難を言えばフランスが舞台なのに英語を喋ってる所か(笑)
渡辺智子

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