みぃ猫

最後の決闘裁判のみぃ猫のレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
女性の尊厳と胸糞な男性陣💢


14世紀のフランス🇫🇷
史実を元にしたサスペンス。
夫の友人にレイプされた妻。
事件を告発し裁判が行われるが、互いの言い分が食い違う。

結果、ナント判決は決闘で決めることに‼️
『勝者の言い分が全て正しい』
  とされる無茶苦茶な時代😱😱😱
          この裁判の行方は…


取り敢えず、
  裁判で証言した3人をご紹介❗️

マグリット👰🏼‍♀️…
 夫の友人ル・グリに凌辱される。

ガルージュ👱🏻‍♂️…
 マグリットの夫。 武力に長けた従騎士

ル・グリ🤵🏻…
 ガルージュの友人。色男でレイプ犯



この3人の視点で物語が構成されてて…

1章《カルージュの視点》
如何に妻を愛し、家族を愛し、友に裏切られても自分以外の為に命を懸ける勇ましい姿を主張。


2章《ル・グリの視点》
マルグリットはカルージュとの生活に疲れ癒しを求めていた。
マグリットも自分を気に掛けていた。
嫌がっている様に見えても実は了承していたと主張。


3章《マグリットの視点》
夫が如何に自分を所有物として扱い、配慮に欠けていたか。
ル・グリの強引な行為に対する憤りと悲しさを証言。




さてさて、この時代の女性軽視を
 劇中のシーンから読み解いてみよう☝🏻



『婚姻』
➡️愛情より後継者を産むためのもの
  
マグリットの父親
「娘は健康だから、直ぐに子供を産みますよ」



『所有物扱い』
➡️レイプされたと告白したマグリットへ
  一切の配慮や気遣いがないガルージュ

カルージュ
「ル・グリは俺をイライラさせることしかやらない。ル・グリをお前の最後の男にするものか!ベッドへ来い」



『裁判』
➡️女性は自ら告発することが出来ない。
判決は男同士の決闘で決められる。

決闘が終わったシーン….
聴衆はマグリットに一切関心はなく、勝利した男への賞賛で湧き上がる。




何の為の裁判だったのだろう…
この時代 女性の尊厳なんて、どこの国も無かったんだな…と心がざわついた。

同じ女性として、
マグリットの心の叫び、悲しさ、憤り…
       心にビンビン響いたよ😢



裁判の尋問で審問官がマグリットへ口にした言葉

「今まで妊娠しなかったのに、ル・グリとの一件以降、妊娠したのは、行為を感じていたからでは?」

⚠️この頃、妊娠は行為事態を感じなければ、妊娠しないとされていた


これは正にセカンドレイプ‼️
今も性犯罪の被害者は世間からの好奇な目に晒される恐怖で声を挙げられないでいる。
本当に性犯罪は憎むべき最低な行為‼️


性犯罪許すまじ‼️😤😤😤





マグリットに比べたら、屁みたいなものだけど…

数週間前…
実は痴漢に遭った😰

いつもの通り、バンタン聴きながら、唄って踊ってテクテク歩いていたら、
細い横道から突然 見知らぬ男が現れて
いきなり抱きつかれた😱😱😱 

突然のことで、声も出なくて、
細い路地に引き摺り込まれそうになった。

が、運良く反対方向から人が来て、タダならぬ事態に気付いてくれて危険回避出来た😭😭😭

だけど、本当に怖かった💦
見知らぬ人に触られるって本当に気持ち悪いし🤮怖い😨
あの道はそれ以来1人では歩けなくなった。
男性からしたら、大したことないのかもしれないけど、女性はこれだけでも恐怖が心に爪痕を残す。

会社でその話をしたら、
「みぃ姐さんをひとりで帰すな❗️」
と後輩君達が一緒に帰ってくれることに!
本当にうちの会社の子達は優しいね💕

因みに今日のナイト🦸🏻‍♂️は、
私のレビュー準レギュラーの
    
     ウソン君
           でした😆😆😆

おしまい❣️
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