マ帆

最後の決闘裁判のマ帆のレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
自分の「財産」である妻をレイプした親友を訴え、死んだら敗訴の決闘裁判に挑む男。レビューを書いた映画評論家達が次々とヤバめの価値観を露呈させてSNS上で火炙りの刑に処されてたヤツ。

パリでの審理はセカンドレイプでしかないし、決闘裁判は観客の娯楽として消費されるし、そもそも戦ってる2人の動機は......。あの場にマルグリットの勇気を尊重している人間なんて1人もいなくて、ただただ地獄だった。

3つの視点から物語を描く構成も絶望を生んでいてひたすら暗い気持ちになる映画。
マ帆

マ帆