MaG

最後の決闘裁判のMaGのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.7
いやぁ良かったんだけど、同時に重かった。

アダムドライバーって基本何やっても、いいなぁ素敵ってなるけど、今回はほんとに最低(役がね!)ってことはそれだけいい役者なんだろうな

正反対のように見えなくもない男性2人だけど、2人ともいわゆる「男らしさ」に縛られた結果で、惨めだった。そしてちょっとも正当化しない描き方にはとても好感だった。

マルグリット最後。ル•グリは最低すぎるため論外として、自分の運命を夫の名誉のために勝手に決められるのもたまったもんじゃない。それをちゃんと論破したのがよかった。

いい内容だし、三章に分ける構成も私はハマったタイプではあるので、引き込まれるように鑑賞しましたが、わたしにはちょいちょいもう見たくないかもって描写があるので(意図的なのはわかるけど)こんな感じの点数にしました。

終わった後すぐにDisney+でみれるBLACKPINKのコンテンツに変えて気分転換しました。

ストーリーとか構成の好みはあるだろうけど、この作品が持つ明らかなメッセージを見た人みんなで受け取ければいいですよね。リドリースコットさんの視点は素晴らしいです。
MaG

MaG