える

最後の決闘裁判のえるのネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

書き殴り。

同じ出来事でも、主となる人物が違えば全然捉え方が変わってしまう。それぞれが、自分に都合の良い部分しか見えていないのが印象的だった。
マルグリットに関しても、本当は自分にされたことを思い出したくもないに違いなくて、でも勇気を出して告白した。だけど、事実を言ったら言ったで証拠がないとか、黙っていれば面倒臭いことにはならなかったのにとか、全部想像の出来事だとか言われて。恐ろしいのは、こういった言動が男性のみじゃなくて、本来味方になってくれるはずの女性からも発せられているということ。

もちろん裁判制度とかは中世と現代じゃ全然違くて、より論理的な解決方法になってると思うけど、被害者を取り巻く状況っていうのはほとんど変わっていないんだな。
もし私の周りの人でこういう被害に遭ってしまった人がいたら、信じてあげることが一番のサポートになるんじゃないかと思った。
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