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群がりのTAのレビュー・感想・評価

群がり(2020年製作の映画)
3.1
おもしろかった。
盛り上がりに欠けるかもしれないけどそれがいい。平坦にそして淡々とした進み方がいい。胃もたれしない。

イナゴを食べたい衝動に駆られたから煮干しをつまみにして鑑賞した。

ママはけっこうタイプだった。
人は何かに魅入られていく時”全うしなければならない役”を忘れていく。忘れられる。
それに喜びを感じてるように思う。
人はそれを「破滅的な道」とでも言いそうだが、私はその道が何かの役を演じてる人の「綺麗な道」より美しく思う。
母親という役の前に女という役の前に人である。人の役すら演じなくなった化け物ほど美しいものがいるのか。
人が動物に近づくにつれて私は美しいと感じる。
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