映画観るイヌ

祈りのもとで 脱同性愛運動がもたらしたものの映画観るイヌのレビュー・感想・評価

-
宗教は人を救わないけど、祈りは人を救うってことはあるんだと思う。

高校の時に初めて同性を好きになった。ドキドキしながらネットで調べたら「思春期はアイデンティティが倒錯するからそんなこともある」みたいな記事が出てきて、安堵した。当時はレズビアン・ホモなんて言葉くらいしか知らなかった。
無宗教の私ですら背徳感を覚えたわけで、Exodusに頼った(そうせざるを得なかった)キリスト教信者の方々の苦悩は想像を絶する。

“You know, we can always use prayer every day.”
「どんな時でも祈りは役に立つわ」

冒頭のこの言葉は至言だけど、祈りでしか救われない社会は絶望だ。