“中国のシャーロックホームズ”と呼ばれるシリーズ、『王朝の陰謀』、第4作目。
映像化されてるのは8作品ぐらいあるのかな、順当にハマったので、ここまで来たら最後まで行く意気込み。
だけど、この4作目で先人達のレビュー数が激減してて、少し不安になるが、、、負けない。
役者が変わったのがその辺の影響なのか。
“判事ディー”、なんかディーンフジオカに谷原章介を足して2で割ったような、日本風の二枚目俳優に変わってる。
このシリーズに欠かせない王朝側の要人、則天武后、彼女もまた若く美しく代わった。
確かに今回は前回までと少し予算縮小感は否めない。
話の流れとしては、判事ディーがまた何やらやらかして獄中に入ってて、“天眼事件”が発生してその捜査をさせるためにそこから出されるものの、現在の大理寺を仕切ってるツイがお目付役として張り付く。
判事ディーも捜査をすることになるものの、途中まで別の塔に軟禁され、資料とツイ達が現場捜査して持ち帰ってくる話だけで推理を進めていく。
だから、途中まで動きが少ない。
前回までのどこまでも何にでも突き進んでいく勢いが少し弱い立ち上がり。
途中から、軟禁されてても真相に近づいていく彼の再確認をついにツイが認めて外に出れるので、そこから動きが増えてきて、少し安心した。
にしても、その軟禁されてる塔、いったい何の塔なのか、やたらとカラクリめいた仕掛けが目立ち、ディーの後ろで絶えず動いてる壁、、、気になって仕方ない。
“天眼事件”と命名された連続殺人事件が発生。
若い女はなぜか顔の皮を剥がされ、一緒にいる男は則天武后を支持する偉い役人でなぜか額の真ん中に穴が空いたような姿で死んでいる。
“天眼”、いわゆる“三つ目”。ドラゴンボールの天津飯。
その3つ目の目のところにそれに模した穴が開く不可解な殺人。
その“天眼”を崇拝する教団を疑い始めるが、そこに美しい踊り子も現れる。
捜査を進めれば進めるほど、なぜか“いかにも”な教団を隠れ蓑にするかのような、切ない“復讐”の物語がチラついていく、、、。
今回は王や則天武后の支持者が狙われる。
まさに国への失望の念と権力への渇望と復讐の念が、“唐”の弱体化と転覆を狙いに来ている、切ない物語。
王と則天武后がこれまで歩んできた道で出てきた犠牲から牙を剥かれる。
この2人が直に狙われ、その策略が迫ってくるので、ちょこちょこ出歩いたりする。
王と皇后がそんなホイホイ動いていいのか、みたいな違和感はあるが、今までにない身近さや、判事ディーとの距離感の近さを感じた。
役者交代と少しファンタジー感やVFX的な映像技術シーン、豪華絢爛さが減ってしまった点がレビュー数減になっていることは何となく腑に落ちた。
だけど、その分、判事ディーの推理力と人間ドラマに少し寄せた、とも思える、第4作目。
、、、まだ先に行くぞ。
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