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カード・カウンターのnoborushのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
3.4
The Card Counter 2021年作品
6.5/10
ポール・シュレイダー監督脚本
オスカー・アイザック ティファニー・ハディッシュ
タイ・シェリダン ウィレム・デフォー
アブ・グレイブで拷問して刑に服した男(アイザック)。
出所後、カードカウントを使ったポーカーで地道に稼いでいた。
そこに、罪を免れた彼の上司(デフォー)に復讐したい、青年(シェリダン)
が現れる。青年のの父親はアイザックの同僚で自殺したのだ。
青年を救うためスポンサー(ハディッシュ)とともに、ポーカーのロード
に出る。
アイザックの語りが「タクシー・ドライバー」のトラビスの独白を思い出させてムードはとても良い。
ただ、ポーカー自体は何のスリルももたらしていなくて、実際のテーマは
アブ・グレイブの拷問により拷問をした下級兵士だけが
罪に問われたというもので、ポーカーとアブグレイブの結びつきが
弱い。流行のポーカーで観客の注意を引いてアブグレイブをみせる
どっきりにみえる。
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