キヨ

LAMB/ラムのキヨのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

羊から頭は羊、体は人間の謎の生物が生まれましたって話。
以上。
別に衝撃的でもなんでもなかった。というか、ポスターでもバンバンでてるから、知ってるしなとなってしまって、なんにも楽しくなかった。
いや、ボスみたいな羊人間が出てきたところは面白かった。笑った。あんなの卑怯でしょ、笑うわ。

牧羊を営む夫婦。
羊たちの出産の時期で、昨年よりも順調に生まれてくるの子羊。
生まれてきたある一匹をみて何故か固まる夫婦。そしてそのままその羊を連れ帰り、まるで自分たちの子どもかのようにめんどうを見始める。
しかし子羊を取られた親羊は子どもを返せと、窓辺で鳴くのであった。
ある日、夫婦が不在の間に、家から子羊がいなくなった。親羊が連れ去ったのか、草原で親羊の側で横たわっている子羊を見つける。
夫婦が抱き上げた子羊の体は、人間の体をしていた。そう、夫婦は羊人間を亡くした我が子の代わりに愛し、育てていたのだった。
夫婦と仔羊の2人と一匹で幸せに暮らしていたところ、バンドマンである夫の弟が突然戻ってきた。
初めは戸惑っていた弟も、羊人間の存在をうけいれ、穏やかな暮らしを受け入れるのであった。

ラストは、夫と羊人間が二人でトラクターの修理(弟と羊人間が出かけた帰りにエンストしてしまい、置いて帰ってきていたもの)に出かける。妻は家、弟は街に帰り、誰もいないはずなのに、銃声が響き、夫は何者かに撃たれる。
誰が撃ったのか。
夫の後ろにはガタイのいい羊人間(老年期)が、ライフル片手に立っていた。
羊人間は倒れた夫に寄り添うが、羊人間(老年期)に手を取られ、そのまま着いて行こうとする。それを止めるように夫が羊人間の手を取り縋るが、それを振り払い、羊人間は自分の仲間のもとに行くのであった。
銃声を聞き、家を飛び出した妻は、夫の亡骸を発見する。
そして、夫と羊人間という自身の「幸せ」が去っていったことを呆然と受け止めるのであった。

何も起こらないと揶揄されるフランス映画の方がよっぽど色んなことが起こる〜
こればっかりは好みの問題。私は素直につまらなかった。映画館じゃなかったら最後まで真面目に見られないし、見たとしても、なんだよ…………ってなって後悔する。
朝から起きて見にいってこの内容かぁと後悔した。寝てればよかった。
キヨ

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