まめ

LAMB/ラムのまめのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

暗く、美しい純粋な眼に、映るのは。
これは、或る山の寓話である



わんこは何も悪くないだろ!!!!!


予告で不穏な雰囲気びんびんで気になっていたLAMB
セリフが極端に少なく、観客に思考する余地を与えてくれる映画って新鮮だなあ。

思った以上に産まれてきたアダちゃんは愛しくて本当に守りたくなる存在で、さらに弟が家に来てからさらに愛しい我が子のように見守り始めてる自分がいた。明らかに異形なのにら、まるでホームドラマ見てるかのよう。アダちゃんにだっこされた猫が「解せぬ」顔で大人しくしてるのがツボ......かわいい

子を失った夫婦はアダを"神からの授かり物"と称した。でも独占欲から母羊を撃ち殺し我が子のように育てる。あの、家畜としか見ていない軽蔑の眼にはぞわー....
でも、"父"も違う誰かに我が子が育てられるのを許さなかった。結局は、因果応報の話?
ラストどえらいものが感情掻っ攫っていったけど、そういうことだと思う。マリアが夢で羊の夢見てるのは罪悪感の表れかなあと。

羊始め動物みんなの演技が素晴らしすぎた。逃げ惑う羊、立ち向かう犬...彼らがいなきゃリアリティでない
不穏だ不穏だと前評判聞いてたのでビビりながら見てたけど想像以上にハートフル🐏🐑🐏
鑑賞前にラム串食べてきゃっきゃ言ってた自分ちょびっとだけ責めた。
まめ

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