おぴーる

LAMB/ラムのおぴーるのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.2
A24 アリアスター監督作品好きだったので、なんか似てるのかな〜と見てみた

不思議な世界観で見てるときは謎がいっぱいって感じだったけど、オチを見るに裏のストーリーとかないすごくシンプルな話でした。世にも奇妙な物語をすごく丁寧に映像の空気感にこだわって作ったかんじ。ホラー映画だと思って構えてみたけど、全然ホラーじゃなかった。
ホラーなのか?と身構えたり、羊ってことは生贄なの?とか、実は人間が羊にされてるんじゃ?とか全く間違った予想で頭を回転しまくって見てしまった。

わりとスロー目なテンポのぽーっとした映像(アート系というのか?)、私は好きだけど、人を選ぶかもな、退屈に思ってしまう人も結構いそう。特に前半。映像はアピチャッポン・ウィーラセタクン監督からの影響らしい。アピチャッポン・ウィーラセタクン監督めちゃくちゃ気になってるけど、見る機会、なく、こんな感じなのかな〜?と思いを馳せました。

〈2時間後追記〉
見る前からストーリー知ってたほうが良かったんじゃないかと思ってきた。〇〇地方の誰でも知っている不思議な民話を映画化しました。みたいなかんじだったらもっと面白く見れたかも‥
やっぱりホラー&A24のイメージがアリアスターだったから、登場人物に裏があるでしょ?って勘ぐりまくってしまって、あと作りもなんか謎めかして作ってる感じだったから取り越し苦労でした。
誰か獣姦したヤバい奴いるのか?とか弟閉じ込めたシーン、弟車で送るシーン、どっちも「殺そうとしてるんだ…」とか勘ぐっていた。
結果全然悪いやつ出てこなかったし裏のあるやつもいなかった。
みんなストーリー知ってますって前提で作ってたら/見ていたら、もっとキャラクターの心情の機微と山や空の自然の映像を味わえたのではないだろうか。
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