静かで終始不穏な映画なんだけど全然退屈しないし、むしろ終わりに近づく度にまだこの世界に浸っていたいと思うほどこの映画の虜になってた。
いきなり産まれた顔は羊で身体は人間な不気味な生命体アダ。
特に説明もなく淡々と進むが夫婦が自分の子供として可愛がり執着していくのが解る。
アダの本当の母羊に対し本気で怒鳴ったり仕舞いには殺してしまうマリアが恐ろしくて目が離せなくなった。
ラストは？ってなったけどなにか深い意味を感じさせるメタファー的なものを感じた。
理解不能だからこそ気になって頭から離れなくなるのもこの映画の魅力。
