このレビューはネタバレを含みます
人生で100回くらい思ってる事なんだけど、北欧映画は灰色がかってて音も言葉も少ない、湿度の高い作品が多いと思う。
でもその重々しさというか暗さが落ち着いたりもするんだけど。
この話はギリシャ神話がベースにあるらしいね。
最後の半人半獣はサテュロスだという解釈が妥当らしいけど、精霊も銃使うんだね。ギリシャ神話は詳しくないけど、なんかこう未知なる力的なのじゃなくて、しっかり物理なのがいいなって思った。
終始どんよりとしていて、一応幸せを取り戻した、みたいなシーンでもなんかソワソワするような不安感があったんだけど、別に「一体どういう事なんだ…？！」って謎が残りすぎる作品ではない。
作中で「ん？」と思うようなところがあっても、大抵後でその理由となるものが映し出されるから、理解はしやすい。話が全く見えず繋がらずって作品じゃないのは助かる。
