陸奥千代

LAMB/ラムの陸奥千代のレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
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子供を亡くした羊牧場の経営者夫婦。雌羊が産み落とした頭は羊、体は人間の子供をアダと名付けて大切に育てるが…というお話。

情報が時間を置いて後からわかる流れなので、「あれ?何か見落としてるっけ?」と何度も巻き戻してしまった。

・雌羊が生み出した何か(頭しか見えない)を何故か大切に育てる夫婦→実は首から下が人間でした。
・牧場に突然現れ我が物顔で建物に侵入してくる男→夫の弟でした。
・序盤から夫婦の間に漂っていた暗い雰囲気→実は幼い娘を亡くした過去がありました。

「わけわからない描写があっても後からわかるタイプの作品なんだ!」と思って見続けたら、最後の10分でまさかの急展開。
それまで比較的穏やかだったのに、ジェットコースターというかスプラッシュマウンテンくらいの勢いで急に訪れる破滅。そしてラストカット。
わからない…最後のあいつは誰だったのか?可愛いアダはどうなってしまったのか?最後の妻の表情の意味は?

考察が捗るタイプの作品だと思うので、自分の気持ちの整理のためにもいろいろ調べてみようと思いました。
陸奥千代

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