風来坊

LAMB/ラムの風来坊のレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
2.5
北欧の大自然の中で物語がじわりじわりと淡々と進む。なぜ子羊を我が子と執着するのかと疑問に思うところからがこの物語の本当の始まり。
最初は全貌を隠してるので疑問しかないが、行方不明になるところで"それ"が姿がを現して奇妙な展開に…。

種を超えた産みの親と育ての親の戦いというふうに中盤までは解釈したけど…。奇妙な共同生活が始まり歪んだ家族愛が描かれて、そこに更に新たな登場人物が投入されてその後の展開は更にカオスに…。
人の強欲さや狂気を描いているんだと思うが、奇妙さが勝ってしまって素直に頭に入って来ない…。

ノオミ・ラパスさんはこういう病みの演技がホントに似合うし上手いなぁと思いました。

衝撃の終盤は多分、ギリシャ神話をモチーフにしていると思いますが、いったい何を見させられているのかとモヤモヤ…。
この奇妙さと不思議さとシュールな映像は好きな人はとことん好きな作品と思いますが、私には苦手な作品ドンピシャで観ているのがツラかったです。
やはりカンヌ国際映画祭受賞作とは相性が悪いと再確認しました。
風来坊

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