なんかグロいよと聞いていて観たら、割とずっと綺麗で拍子抜けした。
猫はおそらく全てを見ているし、犬はおそらく何も見ていない。
深読みというか、明らかに神話とかキリスト教への造詣が深くないと100%は楽しめない映画だなぁとは思ったけれど、解説読んでまでちゃんと理解したいかというと、そこまでではないなという作品。
マリアが明らかに「聖母マリア」の下敷きであることや、終盤に出てくるアレが欅坂46の楽曲であるみたいなことはわかった。
ラスト15分ほどの怒涛の展開から最後、マリアが我々には見えない何かを探すようなラストは良かったけど、産まれたものが何かというのを引っ張りすぎて、大体想像がついてしまったのは失敗してると思った。もっとどんどん真実を明かしていった方が驚きと怖さが増したと思う。
