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ガール・イン・ザ・ベースメントのjunのレビュー・感想・評価

3.5
狂気に満ちたパパがとんでもない事をしでかすお話でした。

18歳の誕生日を目前に控えたサラは最近恋人ができ幸せな日々を過ごしていたがそれをよく思っていない父親とは何かと衝突し折り合いが悪かった。

ある日父親から地下に荷物を運ぶのを手伝って欲しいと頼まれ手助けするが…


これが《実話ベース》だというから本当に言葉を失います。

地下では娘と子供まで作り理想の家族ごっこ。その上では何食わぬ顔でいつもの夫の顔に戻る。
母親や姉はサラが家出したと思い込み帰る日を待ち侘びているけど家族が想像するよりもっと悍ましいことが真下の地下で行われているなんて…誰が想像するだろう。

監禁生活の中、子供達も外へ出たことがないまま育つ。情報はテレビから。
すると当然『友達が欲しい』『遊園地や動物園に行きたい』と言い出す。
18歳で望まずして母親になりそんな極限状態でもそこにあるもので子供達を楽しませてあげようと1人奮闘するサラを見ていると母親が子を思う気持ちの強さを思い知る。

あんな外道の子供でも愛する“我が子”には変わりないということですよね。

ラストはハラハラ。今しかないっっ!
早く助けを求めろ!!と手に汗を握っていた。

出来れば発見時の様子はもう少し丁寧に描いてほしかったけど…
でもあの時勇気を出して本当によかった。

外の世界に出られてもこれからこの子達を待ち受けるのは大変なことの連続なんだろうなと思うとこの家族の人生を狂わせたあの悪魔のような父親を呪うしかない。

非常にスコアをつけるのが難しい
超絶胸糞映画でした。。。
jun

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