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マンディブル 2人の男と巨大なハエのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

巨大なハエを見つけてしまう、男達の話。

あらすじからして、巨大ハエが主人公なのかと思いきや、意外にもハエは脇役的な立ち位置。
というのも、ハエを見つける男2人が巨大ハエを見ても、大して驚かないんですよね。
それどころか、ハエを調教して悪用しようと企てる程で、巨大ハエ以上に、この男2人のバカっぷりが見所と言えるでしょう。

やる事なす事、何一つとして計画通りに進められない2人に、イライラしてしまう人もいるかもしれませんが、個人的には2人の突き抜けたバカさ&マヌケっぷりにゲラゲラと笑ってしまいました。
2人共、職もなければ、住む所もないわけですけど、だからと言って、悲観するでもなく、むしろ楽観的でポジティブ思考。
そんな2人の緩いバイブスに癒される人は多いんじゃないかな。

肝心の巨大ハエに関しても、結構従順な性格で、意外にも可愛く見えてくるんですよね。
ほとんど子犬を見ているのと変わらないというか、これなら虫が苦手な人でも楽しめるのではないでしょうか。

本作を見て、一番に想起したのは『ビッグ・リボウスキ』。
愛すべきダメ人間が犯罪に巻き込まれる話…という意味では、かなり似ているし、もしかしたらリファレンスの1つなのかもしれません。
あとは、ボンクラ男コンビのコメディーという意味では、『ビルとテッド』シリーズも想起したり。
この辺のオフビートなコメディーが好きな人なら、本作も気に入ると思いますし、1時間ちょいと短い作品なので、気軽に見て欲しいなと思います。
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