評判の良さは聞いていたものの初鑑賞。20年以上前の作品ですが今見てもグッと来ちゃいますね。ちょっと思ってたよりずっと奥が深かったので、何回も見ていろんな感想を抱きたい。
激動の20世紀の中でも高度経済成長期の辺りにフォーカスされていて、公開当時にしんちゃんくらいのお子様のいる親御様にはドンピシャな時代設定。今やるとすれば、「平成博」みたいなものでしょうか。
現実逃避して懐古に囚われる大人と、今とこれからにしか意識の無い子どもたちの対比がなんとも切ない。急に親の人格変わるの怖いよね、一生懸命訴えてひまわりを守ろうとするしんちゃんえらいよ。
しんちゃんの「大人になりたい!」でボロ泣き。(理由はさておき)
多くの大人にとって今が夢見ていた未来ではなくてもそんな今を一生懸命生きて未来を夢見てる子たちがいて、大人が本音では大人を捨てたいと思っていてもそんな大人たちを見て大人になるのを楽しみにしてる子どもたちがいるのよね。
たくさんの未来の種達に恥じない大人でありたい、素敵な未来をプレゼントできる大人でありたいなと思いました。
子供の頃にも見ていたら、今との見え方の違いも楽しめたかも。