ヤムヤム

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のヤムヤムのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「懐かしいってそんなにいいものなの?」
風間くんって高確率で痛恨の一言を言う(笑)

「20世紀博」
昔の懐かしい文化をテーマにしたテーマパークが日本各地で開催。昔の町が再現されて、懐かしのファッション、懐かしの遊びや、懐かしのテレビ!もちろん春日部にも。ヒロシにみさえはどハマりして毎日行くしまつ。飽き飽きして満足にアクション仮面も見れないしんちゃんはイライラ!ある夜20世紀博からのお知らせがテレビで流れてから、さらに異変が!町中の大人達が日々の生活を放棄して、さらには子供たちを置き去りにして20世紀博へ、連れてかれてしまう。オトナ達を子供化させて未来を変えてしまおうと組織「イエスタデイ·ワンスモア」によるオトナ計画の始まりです。しんちゃん達春日部防衛隊は計画阻止に立ち向かう

今の21世紀は、昭和の頃みんなが夢見た21世紀とは違う。痛烈(笑)大人の誰もが1度はきっと口に出した「あの頃は〇〇」。そんなのしんちゃん達にはわかりませんからね。そりゃあ、懐かしいってそんなにいいものなのか疑問にもなりますね。

劇場版クレヨンしんちゃんの中ではトップクラスで好きな作品のひとつです。

風間くん達春日部防衛隊の無免許カーチェイス、バーでの大人ごっこでしっかり笑いをとって、あんだけのギャグを吹き飛ばすかのようなシリアスな野原一家によるクライマックス。走る、走る、走る!!未来を取り戻すために走るっ!!

ヒロシの回想シーンからもうね、ジンジンきちゃいますわ。自転車の後ろから見上げるヒロシの父のでっかい背中から始まって高校の青春、社会人時代、みさえに出会って、しんちゃんが生まれて。いい思い出だけど、今!!仕事で疲れても帰ったらしんちゃんとひまわりに癒され、今が幸せなんだとっ!!目覚めたヒロシが泣きながらしんちゃん抱きしめたとこはもう泣いた(T^T)そしてー、我を取り戻して組織のボスに放った一言。

「俺の人生はつまらなくなんかないっ。家族のいる幸せをアンタにも分けてあげたいくらいだぜ」

ヒロシぃーーー、かっこよすぎるぞーーーー

絵的には自転車。少年ヒロシが父の背中を見上げるシーンがとても好きなんです。そこからしんちゃんがヒロシの背中を見つめて、みさえとひまわりがいて。いい絵だ、、、。

しんちゃんもかっこよくて!走ってボロボロになって、とーちゃんかーちゃん、ひまわりシロといたいからって大奮闘。最後は5歳児しんのすけが見事にフィニッシュ!

エンディングはこばやしさちこさん。映画にぴったりなステキな曲と歌詞でした。ジーンと余韻にひたれちゃう。自分の懐かしいはたぶん90年代はじめだなぁ。ありとあらゆるものが楽しかったと思う。思い出したくない嫌なこともたくさんありましたが、、、(^_^;)
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