これまで様々な映画を観てきましたが、間違いなくトップクラスに入る映画の1つ。
「懐かしい。あの頃に戻りたい。」
そんなことを思ったことありますか。
ある時、20世紀博という大人にとってはとても懐かしさを感じるテーマパークができた。
大人たちは当時子供のころ遊んだもの、遊べなかったものがある20世紀博に虜となっていた。
しかし、このテーマパークは21世紀に絶望した大人達による大人達のための組織「イエスタデイ・ワンスモア」が、
20世紀のあの頃に戻るために作ったテーマパークであった。
ずっとこの懐かしさを感じていたい…。
ずっとこのままであればいいのに…。
そんな想いと懐かしさの匂いが大人達を惑わし、大人達は洗脳されてしまう。
大人達を洗脳した「イエスタデイ・ワンスモア」は次に子供達を捕えようとするが…。
本作品はただの大人VS子供のというものではありません。
「ずっとこのままで過去にいたい」
という想いと
「新しいことが待っている未来へ行きたい」
という想いの戦いです。
素晴らしいシーンがたくさんありますが、
特にヒロシが洗脳から解ける回想シーンは涙ものです。
最高の家族愛を感じます。
また、5歳児とは思えない、嘘偽りのない本質を捉えたセリフも心に響きます。
クレヨンしんちゃんらしい、笑いあり、涙ありの映画です。