たむ

バルトコヴィアクのたむのレビュー・感想・評価

バルトコヴィアク(2021年製作の映画)
2.8
鬼才が多く独自な映画世界を形作るポーランド映画界。
NETFLIXが幅広い、娯楽映画も含めたポーランド映画を多く配信してくれるのは、ポーランド映画ファンとしてはありがたいです。
どうしてもポランスキー監督、ワイダ監督、スコリモフスキ監督といったアート系は多く観られますが、元格闘家のギャング映画、アクション映画もしっかりありました。

主人公バルトヴィアコクは格闘家としての夢に挫折し、クラブの用心棒のようになり、恋をしますが、地上げ屋との戦いに巻き込まれていきます。
これ以上でも以下でもない、非常にわかりやすい葛藤とバトルが描かれますので、90分という上映時間の短さも含めて、B級アクションとして楽しめます。
『ジョン・ウィック』や『ベイビーわるきゅーれ』などと比べてしまうと、格闘シーンのなんとも言えない拙さはありますが、長回しを使ったり工夫もしています。
普段観られないポーランドの娯楽映画を観る、という意味でも楽しみましたね。
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