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プリテンダーズのakannpaniのネタバレレビュー・内容・結末

プリテンダーズ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


自分自身を晒すかのように、自分と向き合い、奥底に鋭く突いてくる体験

想いは大人だろうと子供だろうと、
その真意は誰彼構わず、善悪問わず
相手は気づくものなんだと
嘘も建前も本音も、
その特有さを帯び
相手に届くんじゃないかと。
そうであったとするなら、
これまでの自分の行いや言葉がどうだったのか振り返る
屈折して相手に届くことを恐れるよりも、
既に奥底は正面の相手に開かれているんじゃないかと考える方が、
どこか諦めがつく分スッキリする
昨日よりも、ありのままを相手に向けたくなった。


自分自身と向き合うことがどれほどに恐ろしいことか、それがしかも世間に露呈されることは如何程の恐怖か

ただ、そんな瞬間を人はどこかで迎えるのかもしれない
それはとてもキツくて恐ろしいけど、
人を知り自分を知るきっかけ



最後
素敵な嘘を見た

その嘘が嘘と分かるものであったとしても、為につく嘘の温かさを感じた
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