花梨は言う
「ゴッホになりたかった」
「ゴッホ人目を気にしなかった」
正しいようで間違っている
ゴッホは絵を描くとき
他人を巻き込まないし
人を騙さない
花梨は人を騙しそして巻き込んでいる
自分だけの行動と
自分の想いで人を巻き込むのは
決して同じじゃない
その疑問を解消してくれなかったのが
この作品の残念なところ
見えているようで
見えていないように受けとれて
だから少し薄っぺらく感じるし
響いてこなかった…
だから10代なのかもしれないが
後半は一気に感心して良い子になり
温かく終わるが
前半が刺激的すぎるので
ちょっとアンバランスな感じになる
悪い映画ではないが
やり方しだいでは
もっと面白くなったと思う