『欲しがり奈々ちゃん』もそうでしたが、人間味溢れる温かさと無駄なくスルスルと入ってくる情報が、脚本が違っても城定秀夫監督作品でした。
その中でも僕は本作が大好きになりました。
どんな脚本でも最高のエンタメ作品にしてくれる城定監督ですが、その中でも今泉力哉監督の脚本と相性が良いのでは、と思います。
一方通行の恋愛関係を群像劇で描いてきた今泉監督の脚本は複雑な関係性でも、1人も主要キャラクターが無駄にならず作品の中で生きています。
また、単体の恋愛関係で言うと城定監督作品は人間味と温かさを感じさせます。
この二つが掛け合わさって1人1人、どの組み合わせも本当に愛おしくて可笑しくて、どのシーンも笑いが止まりませんでした。
愛って良いなあ、持ってる気持ちが大事だな、と温かい気持ちの鑑賞後感。
何度も観たいです。
