うわー!好き!世界観最高!脚本誰だろう?と思って調べたら案の定「今泉力哉さんかーい!」ということで落ち着いた。この人の作る作品は全部狂ってるし、ことごとく視聴者の過去の思い出に土足で入ろうとしてくる。
すごく不快なのに全てにおいて「あるある」が連続でなんだか悔しくなってしまった。
・今泉監督ならではのクスッと笑えるシーンもあり
・全員演技が上手い。絶妙な「間(ま)」がたまらなく上手
・絶対してはならないことでも身体と精神がリンクしていない部分が特に面白い
行為が終わった後に帰り際に「やっぱり結婚しても時々会ってもいい?」が人間の根幹なのだろうと思った。我慢せずにやりたいことはなんでもすべきだし、人生1度きりなのだ。
多くのレビュアーが書いているように「好き」と「愛」の違いについて考えさせられる。
結婚と付き合うだけじゃまた全然意味も違うし、相手の親御さんまでも関わってくるし金銭面だって一緒にやりくりする必要だってでてくるわけだ。ある意味相手の人生を背負うわけで。
まあ自分は縁のないことすぎるので絶対に関わりたくないけれど、第3者からみれば「エンターテイメント」としてめちゃくちゃ楽しめた。
結婚を目前に観に行くカップルは間違いなく気まずくなる作品なので、1人でこっそり観ることをおすすめする。