ひろぞう

愛なのにのひろぞうのレビュー・感想・評価

愛なのに(2021年製作の映画)
4.3
河合優実さん目的で観ました。内容は古本屋の店主・多田に求婚し続ける女子高生・岬と多田が想い続けている、片想いの一花と亮介との結婚式までの話。
冒頭、古本屋で岬(河合優実)が突然、多田に『結婚して下さい』って言います。多田は今年31才で相手はJKです。倫理的問題はさて置き、多田は今でも一花の事が忘れられませんので断ります。なんて贅沢な(あくまで私見で)。また、舞台背景が古本屋なので沢山の本に囲まれています。もう本好きには堪らないシーンがいっぱいあります。多田をはじめ大人達も皆んな生真面目過ぎる点もいい味を出しています。亮介の浮気相手の美樹さえある意味真面目に浮気してます。笑。ストーリーの大体はマリッジ・ブルーの一花と亮介の話で、亮介は美樹にセックスが下手ってダメ出しされるしレクチャーまで受けます。ココも笑。一花は亮介の浮気が許せなくて、自分も浮気をすると言って、多田とセックスして性に目覚めちゃいます。果たして結末や如何!
映画の評価とは関係なく個人的に本作で気になったのが、多田が文庫本をみがく道具あれなに?欲しい。また、本が所狭しと並べられてたり積み上がっているけど、タイトルが数冊しか分からないのと多田の家の棚に並んでいるDVDのタイトルも数本しか分からなかったのが気になりました。
内容に関しての感想は、皆んなが皆んなセックスの達人じゃないし、結婚ってそれだけで決めるものではないよねー。結婚してから二人で楽しめばいいんじゃないかな〜AVの男優はプロだから。普通の人は皆んな素人だと思うし。(美樹ちゃんはある意味プロだから)多田の『皆んなに幸せになってもらいたいだけ』こんな綺麗事、今の時代に合わないと思うけど大好きです。最後の夫婦茶碗のシーン良かった。お見事です。