わた

スワンソングのわたのネタバレレビュー・内容・結末

スワンソング(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

老人ホームでのくすぶりがみていてしんどかったので、そこから飛び出してかつての自分の街に繰り出して、どんどんオシャレになり自分を取り戻していくのは見ていて良かった。
それでも過去と全く同じでなく時の流れを感じることの辛さを感じたけど、老いとはそういうことなのかもしれない。
街から出ていくことになった流れはあまり良くなかったけど、忘れられていて知られていないだけでなく人々の記憶に残っていることもあるし、知らないところで人に良い影響を与えていたことを知る機会ができたのは、リタのおかげだよなぁと、意図したかはしらないけどだから親友なのかなと思った。
死ぬときに誰にも記憶されないのが怖いという不安が消えての最期は良かったと思う。。

ゲイ文化の終わりと始まりも描かれていてそこからみる時代の移り変わりもテーマのひとつなのかなとも思った。
過去のその文化を生きていた人にとっては寂しいのではとも思うし、だからこそ輝いていたものが薄まっていって一般の波に飲まれていくのかなと、当事者じゃないから何も言えないけど思った。
わた

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