スワンソングの作品情報・感想・評価

「スワンソング」に投稿された感想・評価

あんず

あんずの感想・評価

4.2
最近、突然叔母が亡くなったり、祖母も長くはないと聞いて、人の死は突然だったり、こちらが生きている限り避けて通れないものだし、多かれ少なかれ精神的に影響を受けるなと感じる。

そんな中、前から観ようと思っていたこちらを。もっとイケイケな感じかと思いきやそうでもなく(主人公の行動はかなりぶっとんでいるけれど)、やはり誰もが避けては通れない老いの切なさや時代によって街や思い出の場所が移り変わって行くことの寂しさ、愛した人や仲間との別れの辛さなどが描かれ、しんみりした気持ちになった。かつて栄華を誇った伝説のヘアメイクドレッサーのパットですらそうなのだから、後悔なく人生を送れる人などほぼいないんだろうなと思う。

後半、彼が施設から着ていたジャージから彼に似合うスーツに着替えた辺りから、パこちらもワクワクして来た。この衣料品店の店主とのやり取りのシーンが1番好きだったな。

どんな人も、どんな時でもその人らしい出で立ちや振る舞いで、ありのままの姿を受け入れてくれる仲間に囲まれていることが、幸せってことことなんじゃないかなと思う。尚且つ、自分の好きなことを老いても出来たなら、最高だと思う。そんな人はいくつになっても、輝いていて格好良い。

あと、コロナ禍、なかなか友達に会えない中で、美容師さんやアイリストさん、ネイリストさんがかなり頻繁に会う間柄で、色々な話をすることがリフレッシュになったり、身近な人でないからこそ話せる内容もあって、すごく有難い存在だなということも改めて実感した。
Moe

Moeの感想・評価

4.5
また、大好きな映画に出会えた!素敵。
「スワンソング」ピッタリな題名だね

上手く言葉に出来ないけど、ここではとても上手にレビューを書いてくださる人達ばかりだから、1人で共感してしまう笑
tete

teteの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

⁡ あまりにも面白そうな予告編を見て
ワクワクしていた作品。

監督がいつか映画にしたいと思っていた実在の人物がモデルだそう

輝かしい過去のミスター・パットではなく
老人ホームで変わらぬ日々を過ごす現在のパトリック・ピッツェンバーガーが

"親友"リタの「死に化粧をして欲しい」という依頼から少しずつ自分を取り戻すストーリー

まず予告のようなヒューマンコメディではなく、
ほんのり暗い空気の流れるヒューマンストーリーです(クスッと笑える要素はある)
⁡⁡
主演のウド・キアの、
脱力感ある"普通の老人"から
少しずつミスター・パットとしての自分を取り戻す姿があまりにも自然で驚き

ベースになった人物がいるからか
大きな転はなく起承の部分がかなり長い作品だった

切なかったのはミスター・パットとして生きた栄光の時代、
彼はマイノリティーとして完全に自由な自分ではいられなかったはず

少しずつ時代が変化し
LGBTの概念が受け入れられるようになったものの
今度はパットの方が新しい時代に入っていけなかったんだなと

そしてラストシーン、
ホームへ戻ったパットが"普通の老人"たちを技術で輝かせていく展開を期待してしまったけれど、
このラストの方がリアルで
観賞後も感想を言い合いたいと思ったので
映画の趣旨に沿っているんだろうな

きっとまたゆっくり観たくなるんだろうなと感じる映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

いくら老人ホーム暮らしといえど、伝説のヘアメイクアーティストだった人がゆるゆるなジャージ姿とは、おしゃれな気分からは全く離れてしまったのかなぁ…なんて見ていたのだが、

そのパットが、禁止されてるタバコの隠し場所を探して自室のタンスの引き出しやらそこらじゅうをほじくり返してると、想像以上に大量のあれが次から次へと出てきて、胸をしめつけられた。

唯一の趣味、ひまつぶしかと思っていたけど、あれは、指先がなまらないようにトレーニングしてたのね…!と。😭

目指すところへの道中、いわゆる〝見知らぬ人たちとの出会いと交流〟みたいなのがあるわけだが、それがほんとに、子どもの遊びをただ通り抜けたかと思うと、驚くべき記憶力が短く深い交流を生んだり、軽やかでさまざま。なんだかずっとニコニコしながら観ていた。手に入れた小物のあしらいは、さすがだなと思わされた。

そして目指すところに着いた…と思ったら… 。最後までプライドと欲望を持ち続け、幸福の絶頂で去る、最高なスワンソングでした。
好きだなぁ
こういうの
人生を最後まで楽しめたらいいなぁ

ホームでの何もやることない毎日
自由に生きていくための経済力と健康
現実は厳しい

最近思うのよぉ
おしゃれを楽しんでる人って
毎日が楽しみでしょ
服やメイクや髪型とか
いいよねぇ
生活を楽しむ意識は必要よねぇ

よし!明日から毎日楽しもう!
CarryThatW

CarryThatWの感想・評価

4.2
施設にいる老いたゲイ男性が施設を抜け出し、変わってしまった街中で過去を振り返る…と書くと暗そうな話に思えるが、そこは同性婚が認められて久しい米国。映画とは言え登場する街の人々が皆優しく温かい。しかし、複雑な背景が見えるのは後半。ゲイの存在が公に認められマジョリティと同じように暮らせる今、かつてのコミュニティは消えかかっている。時代も人々も変わる中、マイノリティとして人生を送った老人は生きた証を残せるのか? 楽しく笑えてホロリと泣ける、まさに21世紀老年の物語だが、これ、理解促進法さえ認められない日本の観客からはどう見えるのだろう?
大仰で異様に芝居がかった喋り方と間合い。映画全体が古いドラァグショーみたい
良い映画すぎて、胸いっぱいになった余韻を大切にしたくて、この後もう1本観るつもりだったのに帰ってきちゃった
reus

reusの感想・評価

4.0
すごくいい
生き方仕事への意識が変わりそう

見た目の変化と共に自信を取り戻していく
彩がどんどん鮮やかになっていく




2022・90
lgKaoring

lgKaoringの感想・評価

4.7
もう!好き!大好き!

いや、元々ウド・キアは大好きなんだけどね。

それプラス、ウド・キアの魅力を最大限に引き出してくれたこの映画に感謝!

うまく言葉に出来ないくらい、大好き!
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