スワンソングのグシケンのレビュー・感想・評価

この男、有り体に言えば、過去の栄光にすがり、古い物に固執し続け、自分を裏切った者を恨み妬み続ける哀れな老人にしか見えないかもしれない。
しかし、かつての仲間や自分のことを知る者が少なくなった今でも、誇りやプロ意識を失わずに己の生き方を貫き、少なからず誰かに影響を与え続けるこの男のことを自分は死ぬほどカッコいいと思った。