ロスト・ワールド。

コナン・ドイルの原作にわりと忠実。
面白いかと問われると、さすがに昔の作品すぎて評価しにくいけど、資料的価値もあるかなと思います。

驚くべきは、恐竜の表現ではないでしょうか。

マペットではなく、実際の生きているワニやトカゲを恐竜風に装飾した表現には驚きと共に、“えっ、それ有りなの！？”でした笑

また、意外と前半の海賊との闘いに迫力があるのも注目かもです。

ロスト・ワールド2枚組とのことでしたので、てっきり『失われた世界』の映画化である1925年版『ロスト・ワールド』と1960年のアーウィン・アレン版『失われた世界』の組み合わせだと思ったら違いました。

なんと25年版と1950年の『失われた世界（Two Lost Worlds）』との組み合わせでした。

50年版『失われた世界』はコナン・ドイルの原作とはまったく関係のない海洋冒険物語です。『遊星よりの物体Ｘ』で怪物を演じたジェームズ・アーネスが主演しています。

最後の最後で恐竜も出てくるのですが、例によって『紀元前百万年』のワニとトカゲを流用しているという、ファンにはとても嬉しい珍品的な作品でした。