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笑いのカイブツのJellyfishのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
4.0
2024年公開作の観賞一本目。笑いで認められたい超絶コミュ障男の話。

何が良いって、この男、笑いに対する献身性とコミュ障ぶりはカイブツ級だが、笑いの才能はそれほどでもない (少なくとも笑いの天才ではない) ことと、話が嫉妬とか妬みとか、そういうありきたりの方向には流れないこと。

そこまでの「人間関係不得意」ぶりじゃどの道に進んでも生きづらいだろうに、それでも唯一生きていけると思い込んでいたのが「お笑い」だった、なのに … ということなのだろうけど、又吉を数倍こじらせた感じで、映画自体が (というか岡山天音の佇まいが) 安易な共感を拒否しているところがまた良い。

主演の 岡山天音 はもちろん、ホスト崩れの 菅田将暉 や、底辺女子演じる 松本佳穂 もなかなか良い。
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