#笑いのカイブツ
人間関係不得意では済まない、笑いへ全振りの歪なパラメーターは、常人には理解不能なほど怪異であり、凡人には羨ましいほど無垢であり。
常軌を逸した笑いへの執着は、一周回って自我を殺し、パンツ一丁赤子のように生まれ変わって再び笑いへ向き合う。
カイブツは死なない。
数多の天才の例に漏れず、超絶クソ野郎なツチヤタカユキの一点突破の半生は、ある意味お見事なのだけど、絶対に一緒に仕事をしたくない。
世間の常識を嫌う彼も、世間に揉まれ、人に救われ、現在があるのだろうから、きっとこれは成長譚。
ほんまには死ななくてよかったよ。