えぐ面白かった！
「おもろいだけが正しいんじゃ」
と信じて、とにかくネタを書きまくる姿、変態の話。
とことん不器用な男がもがく映画。最高。
せっかく作家になれたのに、人間関係不得意すぎて謝れない。プライドが邪魔する。
好きな子に彼氏がいるのがわかって、感情出せなくて笑顔になるとこ。不器用すぎる。
押し付けに見えない撮り方がかっこいい。
本心を相手に聞こえるか聞こえないかの一言だけ。あとはそのあと飲んだくれたりする行動で、やっぱりパクってないことを感じさせる。
クライマックス、おかんとの会話。
「ほんとには死なないでよ？」「アイツがなんか言ってたわ、おかんありがとうって」
で、おかん泣き始めるのかと思ったら笑うとこすっごいいい。
「笑った方がいいで」に冷たいのもいい。
あんなに壁に頭打ちつけてやり続けた笑い。そこを足で穴あけたら、隣の部屋見えて「しょーもな」。そんなもんよな。いい！！
エンドロール、文字、画像、の交互と音楽。かっこいい。
「俺は正しい世界で生きたいねん」
こんな風にはなれない。羨ましくもある。でもただ存在してる自分で頑張るしかないよなって思わせてくれる。いい映画観た。
