ナ・ホンジンが「哭声」の続編として構想し始めたことがきっかけに制作された作品。
「哭声」とテーマは違うが、考えさせられる映画でした。
仏教の戒めを守れなければ、破った分だけ自らにも同じ苦しみが返ってくるという因果応報を映像化している。
先祖代々、多くの人々を斬首していた、そして現在犬肉を販売してきた要因が悪霊となり憑りつく…
ここまでならよくある因果応報なのだが、主人公の霊媒師二ムがどうやって悪霊と闘うのかがポイント。
マーティン・スコセッシの「沈黙」のように神はなぜ沈黙しているのか…?を若干風刺的に描いたのが面白かった。
しかしミン役のナリルヤ・グルモンコルペチという女優が凄すぎる。
おそらく日本にこの役を出来る女優はいない。