このレビューはネタバレを含みます
2022年話題になったアジアンホラー3作全部見終わったー
哭悲がホラーと呼べるかは置いといて呪詛と当作はエスニックならではのジメジメとした演出が中々良かった
モキュメンタリーのテイストを取ったホラー映画故に、撮影者の死を以て物語が終わってしまうのは予想できるところだったし終盤にもう少し捻りがあって欲しかったけど呪詛よりは好きな作品
基本的にポルターガイスト的な霊障に頼らず、一貫して取り憑かれた人を起点に怪異が起こるのは好感持てた
終盤でパニックホラーに転換されていったのはめちゃくちゃで笑っちゃったけど、
地域の生活に根差した宗教の祭祀として必要不可欠な存在となっているニムの葛藤が最後に描き出されていて、超常を絶対的なものとしては扱わないスタンスが非常に素晴らしい