このレビューはネタバレを含みます
どちらかというと前半の方が手ぶれカメラの効果も手伝ってか緊張感で胃が痛くなるような怖さがありました。監視カメラのような直接的な怖がらせより、ミンちゃんがどんどんおかしくなっていって職場の人や乗り合いタクシー？の人たちに白い目で見られるシーンが辛い。共感性羞恥というか…
ちょっと長いけどすごくよく出来てる映画です。タイの自然や土着の儀式、そこに住む人々の撮り方がとても見やすいのはドキュメンタリー形式を使っているからでしょうか。
後半の阿鼻叫喚はかなりエンタメに振ってるなと感じてあまり怖くなかったです。（ドキドキはしました）
ニムさんが死んじゃったの意外すぎて「エッ！！」って声出ちゃった…重要人物だと思ってたのに…
兄嫁がドアを開けた時は「アホか！」と叫びながらちょっと笑いました。そんな最悪なルート行く？あとあんなヤバい家族いるのに普通によく寝れるな…など突っ込み所も多少ありました。
結局のところ原因はいわくつきの家系である父親と母親の最悪の掛け算ということでいいんでしょうか。
救いがない映画ですが引きずるような後味の悪さはなく、「めちゃくちゃ面白くて怖いホラーを見た〜」ってスッキリする感じです。
