かねてから興味のあった「女神の継承」を初鑑賞してみた。監督は知らないがタイ人のバンジョン・ピサンタナクーンと言う人。ここんトコロ、個人的にも勢いを感じるタイを舞台としたホラーだ。
そして、タイと韓国との合作。「哭声」のナ・ホンジン監督の原案プロデュースみたい。「哭声」は個人的にも好きな作品なので期待は含むばかりかな。
「呪詛」と同じようなモキュメンタリータッチの作風。いわゆる、フェイクドキュメンタリー。「コワすぎ！」みたいなアフォなノリも好きやけどタイらしさを味わいたいトコロ。
「哭声」と関わりがあると言うコトぐらいしか具体的には何も知らない。どうやら、祈祷師の一族のお話らしい。祈祷師の世代交代に関わりがあるようで姪に当たるミンの様子が徐々に、おかしくなっていくと言う物語。
とりあえず、奇行炸裂なミンの様子。もう、どうにもこうにも止まらへんレベルにまで達しているのが凄まじい。個人的には興味深い展開で引き込まれる。
特に後半の残り30分ぐらいからの畳み掛けが圧巻。ホラー耐性は普通の人よりか幾分かは、ある方だとは思っているが不気味な恐怖感が秀逸だと感じた。
“祈りの先に救いはあるのか”
何気に耳に残る本作のキャッチコピー。まさに、その一点にのみ集中しても良いのかも。
祈りの先に明るい未来はやってくるのか。むしろ絶望しかないのか…とりあえず、あるがままに受け入れてみたいと思う今日この頃。
