文化の違う異国のモキュメンタリーはすんなりと染み渡ってくるので実に見応えがある
終始不幸せで不気味な雰囲気が漂っているのはとても良い
シャーマン、エクソシスト、除霊師にあたる存在が風習に従い因縁ある悪霊と対峙するお話だが結局詳しい種明かしはなくそこがまたうまい作りになっている
しかし儀式前日から突然スプラッターになるのが興醒め
クライマックスの盛り上がりが欲しかったのだろうが不気味さと不条理さと救いの無さに持っていけばかなりのお気に入りになったかもしれない
途中まではどんどん期待値が上がっていったが突然つまんなくなる
こういう作品には血のりとか臓物見える損傷などの描写ではなく生理的嫌悪で勝負してほしい
ストーリー自体はよくできているがスプラッタ描写だけが全体の中で浮いていた