期待度★★★☆☆
地元の女神様が人を媒体として代々継承されてきたタイ東北部の村。
映画を見終わったあと、疑問が1つの湧いてくる
バ・ヤンについての話、何も出てこなったじゃねえか。
書物があるわけでもなさそう
ならば口頭伝承でバ・ヤンについての物語が残っていても良いはずだ。
そこで冒頭を見返す。継承者ニムの発言「詳しい由来は分からない。でも先祖代々あがめてきた」
私はラストシーンの答えがこの冒頭のセリフにあると思うのだが、ニムを含め地元の人たちは、素性も知らない女神に対して果たして信仰心はあったのだろうか。
バ・ヤンは霊媒ではなく、テレビで見るような金儲けの奇行だったのかもしれない。
と、なると彼らは、何を崇め、何と戦っていたのか。巫女の家系が途絶えてしまった今ではもう、何も分からない。