これはタイ映画であるが、原案にナ・ホンジンがいるので、「哭声」のような不気味な余韻が漂うホラーに。
一応ドキュメンタリーという体で撮ってはいるが、呪いに憑かれた女性をひたすら追っていく。
そして儀式によって何とか呪いを解こうとする過程。
ドキュメンタリーなので、ひたすら被写体を写すが、次第に異常をきたしていくミン。
「パラノーマル・アクティビティ」とまるで同じ方式なのだが、終盤はほとんどゾンビのような集合体がスタッフを襲ってくる画が強烈。
結局正体は何だったのかとか、はっきりさせないからこそ呪いなのだという結論。
見事な怖さだった。