このレビューはネタバレを含みます
・山王戦のカッコいいと宮城過去編のエモさが入り混じった映画でした。
特に映画冒頭の山王メンバーが階段から降りてくるシーンは序盤にして、最高瞬間風速だったかもしれません。
・公開前から批判を食らっていた、湘北メンバーの声はとても合っていました。そもそも90年代アニメは主題歌だけ知っているだけで、本編は見たことなかったので、そもそも違和感はなかったです。
・「the first」の意味が初見という意味合いっぽいですが、だいぶ原作ファン寄りの映画だったなと。
原作では豊玉戦に勝利してから、山王の強さが顕になってくるので、今作を見たからこそ、旅館シーンや試合前のプロローグが重要だったなと思います。
・山王戦は湘北メンバー5人が主人公だったので、映画という見せ方でまとまりを付けるためにも、宮城に軸を置いたのは一つの正解だったなと思いました。
ただ回想→試合→回想…だったので、ちょっと拗さも否めませんでした。
・媒体によって作品の見せ方を変えた方が、同じ場面でも違った面白さを受けると感じた一本でした。
漫画のコマ割りの重要度が増しました。
