このレビューはネタバレを含みます
ぅわぁ⋯井上先生、初監督で物凄いアニメ映画作ってしまったな🎥が率直な感想。この先作るアニメ映画に色んな意味で影響を与えるんじゃないのかな、これ。
わたくし、勿論原作は当時リアルタイムで追わせて頂いておりました、一般のファンです。あれから26年ですか、今ある技術でアニメにして貰えて井上先生をはじめ、企画してくださった方や、制作に携わってきてきてくださった方に御礼を言いたいくらいな最高の作品を見せて貰えたと思っています。
井上先生の画力が素晴らしい、筋肉が益々リアルに近づいており、走るシーンは見るところがいっぱいあり過ぎて目がふたつじゃ足りない😭これは何回見たらいいのですか?な作品。
今迄見て来たアニメ作品はどうも原作の絵とは離れてしまう感じが多々あったのですが、井上先生が監督されているせいかほぼ井上先生の綺麗な絵でずっと見ることが出来るという眼福。一体何万枚の絵を描いたんだ?と思わせるくらいの絵の動き。主人公達だけでなく背景の者達の動きまでもがあり、本当に1回限りでは見切れない箇所が何個もあり過ぎる、とんでもない作品でした。
主人公達の書き込みも凄い、筋肉は勿論のこと、髪の毛の項や睫毛や細部まで手を抜かない書き込みが凄い。人がここまでやるのかと言うくらいの映画にして展覧会レベルでした。
ストーリーはやっぱり山王戦でしたね。旧アニメでは手付かずだったからその辺をやるのかなぁとは思ってたけどまさかのリョーちんが主役でしたか。全然予想出来ませんでした。ただ、原作にはリョーちんの過去などは一切触れてなく、今回の映画で初めて知れて嬉しいような切ないようなが正直な感想。家族構成すら明かされていなかったから。それだけでも今回の映画を古参のファンが見られたのはかなり嬉しい。
単行本も何回も読み返していた山王戦だったけど、リョーちん視点での映画でしたがまだまだ見れるんだなと。内容は知っているがまた別視点からの話だと全く新しいものを見せられているような感覚で見られてなんとも不思議。
映画館ではあまり声に出したくないのだが、ついつい湘北のパス回しが通ったりすると『うまっ』って口走ったり、みっちゃんの3Pが決まる度『うまっ』って口走ってしまって、恥ずかしい。
誰もいないところで見た方がいいなと思いました、笑
リョーちんの暗い過去からチームメイトとの出会い、ああ、井上先生はこんなバックグラウンドを思いながらリョーちんのことを描いていたんだなって考えたらなんか胸熱でした。
出来のいい兄を亡くして、兄の代わりにはなれない自分へのもどかしさが見ていて辛く、スタンド・バイ・ミー状態に母上様からきつく当られなくて良かった⋯。ガムテで補強された原付に乗って疾走し、トンネルを抜けるとそこはとうきび畑が出てきたらもう死んでる⋯ってマジで怖いからやめてほしい。その後バスケしてるから死んでないけど怖いからやめて状態。
停学明けでバスケ部に戻ってきたリョーちんの停学理由のロン毛みっちゃんもまさか見ることが出来るなんて。私は、炎の男:三井寿が推しですが、リョーちんメインの映画でロン毛三井を出してくれたことに感謝申し上げたいです。そして、井上先生のパワーアップした画力により更にイケメンになったロン毛三井、最高でした。三井寿のことはみっちゃんメインの映画で語ります、笑
今回の映画で声優交代の前評判が悪かったみたいですが、見てみりゃそんなもの気にならず、寧ろ絵が凄すぎてそっちが気になりすぎてキャラの声はオマケくらいにしか感じなかったけど⋯。声が好きで旧アニメを見ていた人にはきっと伝わらない映画なのかなと思いました。
THE FIRSTって言うくらいだから次回作もありますよね⋯?井上先生❓‼️