切身

THE FIRST SLAM DUNKの切身のネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

私の立場。
スラムダンクはまあまあもちろん好きで、バスケについては死ぬほどめっちゃ好き。あと、邦ロックもだいだいだいすき。

なので、声優がどうとか原作がどうとかいう論議はほぼ不要。ストーリーは全部知ってるけどだからって真似しろとも別物にしろともなんとも思わない。

代わりに、THEBIRTHDAYに10-FEETはさいこぉぉぉぉぉぉとしか言えない。10-FEETが少し今回MAN WITH A MISSIONみを帯びていたことくらいかな?気になるとしたら。

これバスケ好き人間、なんか批判する必要あります???
もういいでしょう。これで。

あと、子供を持つ身として、リョータの気持ちも、母親の気持ちもどっちもめっちゃ分かって大号泣。やっぱり第一子が亡くなるって相当よ。でもだからといって第二子が大切じゃないとかそんなことじゃない。全然そうじゃない。でも前には戻れない。そういうこと。

ただひとついえるのは、ソータは山王に勝てなかったと思う。リョータだから勝てたと思う。そして母親もそのことはどこかで感じていると思う。
「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる、なんてことは、子育てしてる私ら大人にとっても、我が子の経験するありとあらゆる負けの場面で、その悲しそうな背中にいつも心の中で唱えている呪文みたいなものだ。
そういう子は強くなる。母はリョータの強さを信じているし知っている。だから見守っている。いつか分かる日が来る。
切身

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