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THE FIRST SLAM DUNKのSSDDのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8
■概要
なし

■感想(ネタバレなし)
全て情報を見ずにジャケットですら薄めで見てはっきり注視しない状態で観に行って正解。声優だけ違う前情報知ってたのだけは良かった。

音、映像美、躍動感、音楽全て素晴らしい。アニメでは描ききれていなかったバスケの細かな技術描写、モーションが素晴らしいので素人目に見ても明らかに面白い。

ただ0.2のマイナス要素は花道の声が…(作者の意図があるのは知ってますが…)

感動的だし、息を呑む展開に夢中で観れました。ようやく皆さんのレビューゆっくり拝見できます。













■感想(ネタバレあり)
初めのまさかのチバユウスケ(私がミッシェル・ガン・エレファント好き)が歌いあげる中、ラフスケッチからそれぞれのキャラクターが動き出し揃うシーンで掴まれました。

そしてリョータ視点で描かれ、山王戦をやるとは驚き。初めに知ってたら映画館で観に行っていたかわからないし、観て良かった。

リョータの父を亡くし、兄もいなくなり、やるせなく、母との関係値も難しい思春期の感じが細かく描写され感動的でした。

それぞれの場面での音が確実に異なり、野外、会場での音がバッシュやボールの音それぞれしっかりサンプリングされた音を使い分けてる細かさがすごい。

躍動感に溢れているかと思えば、いきなり静寂の世界で集中し己の鼓動と微かな落としか聞こえなかったり、音を無くしたりという息を呑むような演出がすごかった。
これぞ映画というべき音と映像の融合。

キャラクターは流川が前半空気感が凄く、最後の方もパスを出して驚かれるという感じの演出だけでもう少しフューチャーされた演出が欲しかったかも…。

あとはテレビシリーズでの内容とは違うため声優は変えたのはわかったが、花道は所々違和感があり、大声を出した時の感じがあまり好きではなかったかな。

やっぱり声優さんってすごいんだけど、あまり本人が露出されてるとキャラクター侵食するからあまり見ない方がいいのかなと思うことでした。

それでも総じて声優が変わってもキャラクター性が損なわれず、魅力的なままでした。

井上さんの笑いのセンスも流石だし、花道を飛ばせないでボールをとった時の控えに戻った選手の納得の顔とか…。

久々に映画館に行って映画館で観るべき作品を観れてよかった。
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