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THE FIRST SLAM DUNKのNeNeのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

泣く気なんてなかったのに、涙が止まらず、観終わったら顔がぐしゃぐしゃになっていた。

スラムダンクは漫画で何回か読んだ。ミッチーとリョーちんが好き。アニメは見た記憶もあるけど全部は見てないかも。
実は、スラダンは私の中で思い出補正も有効期限切れなくらい過去のものになっているよなぁと思いながら観た。
そんな邪念は一瞬で吹き飛ばされました。

山王戦てテレビ版では制作されなかったんすね。トーテムポールとか河田とか漫画でのインパクト超強いのに、スクリーンに出た瞬間、動いているの見たことない気がした。見たことなかったんだな。そこだけでもう感慨深いです。感慨深いピョン。

安易に実写化とかせずに、自分の手でしっかり素晴らしいクオリティで映画にした井上雄彦ほんとすごい。

最後4秒の流川の速攻がめちゃくちゃ綺麗だった。
最後1秒、スラムダンク読んだ人なら同じ言葉が浮かんだと思う。そんな演出、胸熱すぎるし、粋だよぉ〜。

リョーちんのストーリーも全然邪魔じゃなくすんなり受け入れられた。(リョータの漫画は未読)
むしろそれぞれのパーソナルなストーリーはあんまり描かれて来なかったから、知れて嬉しかった。もっと好きになるよね。
リョーちんの顔、ほんとかっこよかったなぁ。


余談も余談だけど、私は小学校3年間ミニバスをしていた。36人1クラスしかない超絶ド田舎で、クラスのボス女子に誘われて断れなかったから。

スラムダンクは同じ頃にテレビで放送してた気がするけど、私は同調圧力に負け、ボス女子にハブられるのが怖くて毎週ミニバスの練習に行った。
スラダンみたいな、少年漫画みたいなバスケとの出会いじゃなかった。

練習試合で市の体育館や他校に行くとき、私の母だけ毎回仕事で来れなかったのも寂しい思い出。

全然上手くならなくて早く辞めたかったけど、諦めたらそこで試合終了、女子にハブられ人生終了だったから卒業までやり切った。
身長が小学生にしては高かったからジャンプボールは負けなかったし、シュートを叩き落とすのは気持ちよかったな。

自分もコートの中にいるような臨場感で、いろんな事を思い出した。
閉まってた思い出がパチパチ弾けた。
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