大変やられてしまいました。物凄い映画です。オープニングやばい。
スラムダンク愛は勿論だけど、それ以上バスケへの愛情とこだわりを感じた。生で、いや生よりも間近でスポーツを観戦しているかのような興奮。それほどにリアル。生身の人間がバスケをやっているようにしか感じない上に、それぞれ動いているのは紛れもなくキャラクターたち。山王戦はコマ切れの絵しか知らない。その合間合間を繋げる「リアル」を、非常にこだわりをもってつくり切った。
実写？やめてくれ。私たちの知っている桜木や流川、みっちー赤木、そしてりょーちんが本当に生きていることこそが終着点だ。これが最高点だ。
りょーちんを中心に据えてきたことも、またチャレンジだと思うが、結果として非常によかった。母子関係の成長のエピソードとしてよくまとめられていて、そのエピソード自体に感情を揺さぶられたりまではいかないまでも（そっちに意識を持っていききれないくらいスポーツの描写が激しかった）、すんなりストーリーが入ってきた。さらに、欲しい時には欲しいキャラクターにちゃんとスポットを当てて活躍させてくれるから、ちゃんと欲求を満たしてくれる。最高。
なんというか、ありがとう！！！それだけ！！！
