このレビューはネタバレを含みます
山王戦以外の前情報なしで見たら驚いた。
宮城が主人公で。
当時ジャンプで読んでたままキャラが動くのは感動したし見ながら5回くらい泣いた。
最後の逆転の時の無音演出(実際はSE入ってたけど)とか鳥肌。結果分かっててもドキドキしたなあ。
すごく面白かった！という大前提で気になったところをいくつか。
ゴリが2年生の時のシーンの作画がなんか雑に感じた。なぜだろう？
CGのバスケシーンは自然だったけど5〜6人位がFF位のサイズで同時に動くと急にCG感が出る感じがした。ベンチの補欠たちが立ち上がるところとか山王が帰っていくところとか。
花道が倒れた時の回想シーンはなくても良かったような。そもそも山王戦って花道が「大好きです。今度は嘘じゃないっす」っていうSLAM DUNK全体のテーマみたいなセリフと、ライバル流川との一瞬の和解(最後のゴール決めた後のパチンってやつ)にカタルシスがあってそこに向かっていく話だったような気がして。それを宮城を主人公にしたことでなんか中途半端になったような感じもあった。
山王戦の映画化って聞いて一番映像で見たいと思ったのは逆転の無音演出と花道と流川のパチンっだったし。
花道を主人公にして原作忠実に作ったとしても同じように面白かったと評価されたんじゃあないだろうか。宮城のストーリーに感動したという感想より漫画原作のまま動いてる事に感動してる人が多いし、そもそも原作の山王戦は素晴らしい話なので。
ただ、原作者として新しい要素を盛り込んでチャレンジしたというのは素晴らしいと思う。
続編、是非作ってほしい。
漫画の続きを映画でやればいいと思う。
