原作既読済み前提のスコア。
原作者による監督、脚本の良さが120%出ておりました。
原作絡みのネタというのとで何回もネタにさせて貰うけど、
ワンピースはロックス海賊団の話も出たことだしストロングワールド作り直したら?笑
さて、井上監督のインタビューにもある、
(映画制作検討時の)今なら人のつらい部分も書きたい、という感情は、
原作の良さをぶっ壊す可能性すらあったと思います。
が、それを超えて新しいスラムダンクを生み出してくれました。
原作者によるキャラの深堀?って反則なんすけど。
でも実質本編。
原作者がやってるから誰も文句言えない。
人の死とか転校とか、ありきたりな話だけれども、だからこそ宮城があのテンションだったのも腑に落ちました。
付け足された物語を全部吸収して、
絶対的なラストへ向かっていく。
ズルいけど作戦勝ち。
新しいことだけをやっても昔のファンから批判されるし、
原作やアニメによりすぎて新しさがなくても新しい世代のファンが増えない。
そんな中で、
作画が原作クオリティで文句は言わせず、
漫画の良さも残しながら、
当然スキップした名シーンもあるけれど、
モーションキャプチャと実時間進行を使ったリアル感。
そして大御所東映の良い意味での古さ?ダサさ?が味になって昭和の終わりから平成の初期の空気感がしっかり出ておりました。
売れっ子製作会社のUFOTableでは作れないですね。
原作者に企画持ちこんだ熱意マン、GJ。